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12月上旬の話。
思う所あってK-1ダイナマイトのチケットを手配しました。
なんと言っても今回のお目当ては「船木VS桜庭」。
日本の格闘技の歴史を考えると、実際これはスゲーカードだ。
UWF、UWFインター、パンクラス…
そして総合格闘技の時代…
時を経て、今、この大晦日にこの試合が見られるとは…と、
アドレナリンがマックス状態になっていた所に
友達の衣装デザイナー、タイムトロンの福山さんから電話が。
★ ★ ★
「今、大晦日の船木選手の衣装、作ってるんですよ」
「そうなんですか!
僕、チケット買ったんで客席から見せてもらいますよ。
それは楽しみが増えたなぁ…」
「あ、それでですね、前にみちのくプロレスの
ラッセ選手のマスク作ったじゃないですか」
「はい、ねぶたマスクの…」
「船木さんがあのマスクを気に入って下さって、
ぜひ入場でかぶりたい、と、
そんな話になってるんです」
「え〜、マジっすか! 大晦日のメインですよね!」
★ ★ ★
今回の船木選手のコスチュームは、
ご本人が青森出身という事もあって
「ねぶた」をテーマにするとのことでした。
そんな流れで、以前僕がデザインして
福山さんが制作したねぶたのマスク(=ラッセ)が
使われる事となったのでした。
あのマスクは、もともと
コンセプトマスクとして作ったもので、
本格的な刺繍が入っていたり、生地そのものに
グラデーションのプリントを施したり、と
プロレスマスクとしては実験的な表現になっているため、
ラッセ選手本人も試合では
初期にしか使用していないマスクでした。
それがまたこういう形で使ってもらえるようになるとは
思ってもみなかった事でした…マジで。
(今回使用されたのは資料として保管されていた幻の1枚)
マスクの使用に関しては、スポンサーのナイキさん、
みちのくプロレスの新崎人生社長、
ラッセ選手にも快諾して頂けた、との
連絡も入りつつ(何だかオオゴトになってきたぞ…!)
そして迎えた当日、大晦日。
当日は巨大な入場ゲートの裏で
衣装のセッティングのお手伝いをしたり
(入場直前の緊張感はハンパではなかった…)
試合後は控え室に通して頂けたりと、
いやぁ、本当に何がどこでどうなるか
分からんもんだなぁ、と改めて思ってしまいました…マジで。
余談ですが、船木選手のお子さんが
カミロボのDVDを楽しんで下さっているそうで、
それもそれで何だか不思議な感覚に包まれてしまいました…マジで。
雑誌「Quanto」2008年1月号掲載 |