マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
 
ロボダッチの話
 

いやぁ「大日本人」すごかったなぁ。
感動の涙を流しながら笑いました。

   ★     ★     ★

映画を見る前、雑誌「BRUTUS」の
大松本論の号を読んだのですが、その中の
「松本少年に影響を与えたモノトーナメント」という記事に
ちょっと嬉しくなるキャラクターの名前を見つけました。

ぼくも子供の頃から大好きで、
今でも記憶の底の方のモヤ〜っと懐かしい所を
チクチクと刺激するそのキャラクターの名前は…

「ロボダッチ」…

いやぁ… しかし… ロボダッチって…(笑)

   ★     ★     ★ 

「♪ 人間だったら友達だけど〜
   ロボットだからロボダッチ〜
   イマイのイマイのロボダッチ〜 ♪ 」

ロボダッチのCMソングです。
(友達にこの歌詞で合ってるか確認したら
 「うん、オレもそう覚えてる」って言ってました)

ロボダッチとは模型メーカー「イマイ」から
発売されていたプラモデルで、
当時は駄菓子屋なんかでもよく売られていた
いわゆる駄玩具系のプラモデルです。

テレビやマンガでやっていたキャラクターではなく
イマイが独自に企画して独自に作って
独自に売っていたプラモデルなので、
店先に並ぶ「箱」そのものと、中に入っている小さなカタログが
キャラクターと世界観を紹介するツールのすべて、というわけです。

ロボダッチの自動車シリーズ「カーダッチ」や
過去の自社商品の金型を使い回して
新しい世界観を構築した「島」シリーズとか
ガンダスーツとか、まあ、書き出したら
きりがない壮大な世界なのですが、
僕は箱絵がセル画っぽくなる前の
初期のものが特に好きです。

なかでも一番好きなのは
ファンタムキャラバンとブイコンシリーズ。
幼稚園や小学校の低学年の頃に
買ってもらった記憶があって
子供ながらにメチャクチャおしゃれでカッコいいな、と
思った事を覚えています。  

   ★     ★     ★

大人になってからは、
懐かし系の店なんかで新品のロボダッチを見つけると
嬉しくなってちょこちょこと買い集めるようになりました。
 
たまに箱を開けては当時の空気を感じたりしながら
また箱を閉じて… 

当時プラモデルは
ベーゴマや爆竹や日光写真なんかといっしょに
駄菓子屋に並んでいた「ガキの暇つぶしアイテム」の
ひとつでもありました。

それらは「一人でじっくり作って部屋に飾る」的な
ものではなくて、縁側や公園で
友達とジュース飲みながら作って、遊んで、
場合によっては壊して(爆竹で爆破!とか)…の
時間を共有するコミュニケーションツールって
感じのものでした。

完成と共に、箱も捨てて、組み立て図も捨てて
壊れた完成品もいつの間にか無くなって終了…。

こういう感じって、例えるならば「花火」なんかと
同じジャンルの遊びだったのだろうな、と思います。

本来は、形としては残らない一瞬の楽しみ。

そんな「はかないモノ」と再会すると
なんだか妙に懐かしく感じるものだなぁ、と
デッドストックのロボダッチを見ながら思うのでした。

(ヤスイ)

 
Copyright(C)2003-2008 Tomohiro Yasui / butterfly-stroke.inc All rights Reserved.