マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
マドロネック図鑑
 
日々の仕事
 

「何かとバタバタしていて、今回は移動中の新幹線で
この原稿を書いています−…」なんて書くと
ちょっとした売れっ子みたいですが、いざその状況に追い込まれてみると、
実際はそんなに良いものでは無いようです。

移動中はビールでも飲みながら流れゆく景色を
ボーッと眺めてる方がいいに決まってる、と思います。

この4月から6月は本当に内容の濃い日々で、
目先の締め切りを順番に乗り切ることのみに
生きていた、という感じでした。

毎日の生活の中で起きる事のつながりを
「日常」というのならば、この2ヶ月は特に
「何でもありの日常」といった状態でした。

「普段は何してるんですか?」

カミロボきっかけで知り合った方々や
取材を受ける時なんかもそうなんですが、
はじめにカミロボありき、で話す時は
そんな感じの事を聞かれる事が多くなったな、と思います。

カミロボは「子供の頃から続けてきた遊び」なので
僕的にはその作者が普段は公務員をしていようが、
会社員だろうが漁師だろうが…
たとえヒモ生活を送っていたとしても
そんなこと別に放っといてくれよ、
って気持ちがあるのですが
まぁ発表している内容が内容なので、そこから感じられる
「ニート臭」というか「仕事してない感」というか…。

きっとそういう事が気になるのだろうな、とも思うわけで、
今回はぼくの日常生活、普段の仕事について
ちょっと書かせて頂こうと思いました。

ぼくはもうずっと長い間、造形の仕事に携わってきました。
今年で十五年くらいになるでしょうか。
造形です。モノを作る仕事です。

大きいものや小さいもの、あとは縫い物など
いろいろ作るのですが、
いつの頃からかお菓子のオマケ(食玩)なんかの
小さな模型を作る事が多くなってきました。

とりあえず現状、自分的には小さな立体を作る事を
一応「本業」という風に捉えているのですが、
最近は絵を描いたり、人前に出て話したり、
何かを表現したり、
そんな機会も増えてきて、もはや自分は何屋さんか
説明するのが難しくなってきたなぁと思う
今日この頃です…。

日々依頼される仕事は、例えば世に出るタイミングまでは
守秘義務というものがあったり、
場合によっては最終的に世には出なかったり、
また著作権的な縛りで携わった内容を
公言できない場合もあったりしま す。

そんなわけで、そっちの部分をそれほど積極的に
アピールすることも無かったので
「普段は何やってるのか?」って
話につながっていく、と。
そういうわけです。

いろんな経験をさせて頂ける事は
本当に楽しくてありがたい事なのですが、
いろんな事が重なってくると、とにかく物事には
「締め切り」がある、って事を改めて思い知らされるものです。

まぁ、自分自身の夏休みの宿題の提出状況なんかを思い出してみると、
多少は成長できているのかな、
などと思ったりもするのですが…
(ヤスイ)

今回は遊びっぽいもの、古いものも含めて
何枚か日常の写真を紹介させていただきました。

雑誌「Quanto」2007年7月号掲載

 
Copyright(C)2003-2008 Tomohiro Yasui / butterfly-stroke.inc All rights Reserved.